2015年 12月 21日
ごろごろごろごろ。
義母ではなく、私のリハビリ。
手指の痛みとコワバリ、腫れが出たのは8月だった。
最初にいったリウマチ内科ではリウマチは否定され、代わりに別な病名がついた。で、処方された薬を飲んだらめまいと吐き気で更に弱った。
これではダメだと、整形外科を受診したところ、リハビリをやってみませんか?と。
ものはためし試し、週一のペースで通い始めた。
これが、なかなかよい。
リラクゼーションとヨガらしい。深呼吸しながら、特に肩甲骨まわりの筋肉をほぐしていく。
握力がもどり、お茶碗を落とす頻度が減った。痛みは随分と楽になった。
その病院で会計を待っていると、
ごろごろごろごろ
と、叫んでいるおじいちゃんがいた。
お二人のおばあちゃんが、キョトンとして側にいた。
おじいちゃんは、もどかしそうに、
おめさん、ヨウコアンネだない?
おれだ、ごろごろごろごろ。
ああ、五郎さんかい?
と、ヨウコアンネも、隣にいた私もやっと納得した。
車イスに乗り奥さんに付き添われた五郎さんは84歳。
小柄でお洒落なヨウコアンネは、89歳とのことだった。
子どものころ、五郎さんはヨウコアンネに世話になったらしい。五郎さん、子どものころからヨウコアンネが好きだったのではないかな。大興奮だった。
ヨウコアンネはといえば、上品に微笑みながら、
あらー、五郎さんなの?
おっきくなると、ぜんぜん分からないわねー。
と、言っていた。
89歳で一人でバスで通院して、すごいなー。
病院もこんなドラマに立ち会えるなら、楽しいではないか。
おっと、五郎さんの奥さんの様子を観察してなかった。残念。
by sakura-saku-tiru
| 2015-12-21 20:30