2016年 09月 06日
ギボ、あと20年のお墨付きをいただく。
ギボは、介護タクシーの運転手さんにも、
病院の看護師さんにも、先生にも
一方的に自分のことを話し続け、人の話は聞いちゃいない。
ギボが
早くお迎えきてほしい
と、いうと先生はにこやかに、
神さまも忙しいから、あと20年はこないよ。
と、そこは聞こえたらしく、
いやいや、子不孝してばっかりだから、
早くきてもらいたい。
と。
それなら、なんで病院にちゃんといって、薬もキチンと飲んでいるのか、と、ついつっこみたくなる。
あと20年。私の方に先にお迎えがきそうだ。
先生はそんな私に目配せして、そっと
まあ、大変でしょうが、がんばって下さい。
と。
この先生の「大変でしょうが」の一言で、私もがんばれるような気がしてきました。
さらに、二年ぶりとなる一週間の検査入院を勧められて、
いやー、ぽっくり逝きたいから、やんね。
とギボがいうと、
ぽっくり逝くために、検査しましょう。
このままでは寝たきりになるかもしれませんよ。
と、なんて素敵な切り返し。
ははぁ、
こんなふうに、こちらが一枚上手になって、
感情をゆらゆらさせずにやりとりすればいいのね。
勉強になりました。
家族の気持ちまで解してくれて、
頑固な高齢者の同意までとりつける素敵な先生を主治医に持てて、ギボと嫁は幸せでございます。
by sakura-saku-tiru
| 2016-09-06 14:54